スターゼングループの「重要課題」
スターゼングループは、2022年2月、持続可能な社会の実現のために中長期的に取り組むべき「重要課題」を特定しました。当社が掲げる経営理念「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」の実現と社会課題の解決に向けて、これからも社会に必要とされる企業であり続けるために、これら課題の解決を通じてグループ全体で持続可能な社会の実現に貢献していきます。
E 環 境 |
テーマ① 持続可能な環境への配慮 | |||
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重要課題 | 目標 | 貢献するSDGs | 方針 | |
気候変動 | 2030年度までの 温室効果ガス削減比率 ・スコープ1、2 42%減 ・スコープ3 25%減 (※2022年度比) |
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当社は生産・加工・物流のすべての事業領域でCO2をはじめとする温室効果ガス排出の抑制・削減に取り組みます。 また、家畜動物の成育方法を見直し、水資源保全と家畜由来の温室効果ガスを削減する方法を追求します。 |
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水使用量原単位の削減 |
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食品ロスの 削減 |
消費期限・賞味期限 の延長 |
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当社の事業は家畜の尊い「いのち」の恵みのうえに成り立っていることを再認識し、新たな技術を活用し消費期限および賞味期限の延長に取り組みます。 また、食品循環飼料「エコフィード」を用いた養豚事業を推進し、食品資源の有効活用につとめ、サプライチェーンを通じた食品ロス削減に取り組みます。 |
S 社 会 |
テーマ② 働いてよかったと思える魅力ある職場づくりの実現 | |||
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重要課題 | 目標 | 貢献するSDGs | 方針 | |
労働慣行 | 多様な人材の 育成・活用 |
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当社は経営理念の一つに「スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう」と掲げています。 従業員の健康・安全を第一として、安心して長く働ける、快適な魅力ある職場環境を整備します。また、誰もが互いの思いと意見を尊重し合える企業風土を醸成し、一人ひとりが自分の仕事に熱意を持ち、積極的且つ自律的に働ける職場づくりに取り組みます。 |
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働きやすい 職場環境の整備 |
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労働安全衛生 | 従業員の 健康維持・向上 |
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従業員満足 | 従業員エンゲージメントの向上 |
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テーマ③ 安全・安心な食の追求 | ||||
重要課題 | 目標 | 貢献するSDGs | 方針 | |
品質・安全性 | 生産から販売まで SQFで繋がる バリューチェーンの 構築 |
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創立以来大切にしている「安全・安心で、よりおいしい商品を、どんな時もお客様にお届けしたい」という想いの下、食のトータルサプライヤーとして今後も「食」を通してお客様を幸せにできる企業を目指します。 | |
健康栄養 | 植物由来商品の 販売拡大による 多様なたんぱく質の 提供 |
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テーマ④ 再生産可能な安定調達、供給体制の維持・向上 | ||||
重要課題 | 目標 | 貢献するSDGs | 方針 | |
サプライチェーンの強化 | 強靭な サプライチェーンの 実現 |
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当社は持続可能な調達・供給を実現するため、地球環境および動物福祉等の社会課題に配慮した原材料調達を追求します。また、畜産業が直面している気候変動問題と、それらに起因する課題に共に向き合う原材料調達先の育成と開拓に取り組みます。加えて、自然災害等によるサプライチェーン寸断のリスクに備えるため、調達先の多角化と、調達先との長期的・安定的な関係性の構築に取り組みます。 | |
アニマル ウェルフェア の推進 |
アニマルウェルフェアの 基本とされる 「5つの自由」の実現 快適で健康的な 飼養環境の整備 |
当社の事業は家畜たちの尊い「いのち」により成り立つ事業であることを再認識し、アニマルウェルフェアに規定される動物たちの「5つの自由」を追求すると共に、家畜が安全かつ快適にその生を全うできるよう、獣医師や大学等の研究機関と共に、家畜の成育環境改善に率先して取り組みます。 第一段階として、養豚舎の妊娠ストールフリー化を段階的に進め、母豚が安全で健康的に妊娠期間を過ごすことができる様、飼育環境の改善に取り組みます。 |
G ガ バ ナ ン ス |
テーマ⑤ 実効性の高いコーポレート・ガバナンスの実現 | |||
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重要課題 | 目標 | 貢献するSDGs | 方針 | |
コーポレート・ ガバナンスの 強化 |
恒久的な企業価値向上 | 持続的成長と中長期的な企業価値向上の実現のため、株主をはじめとするすべてのステークホルダーに真摯に向き合い、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うことのできる、プライム市場上場企業に相応しい強靭な組織を構築します。 |
「重要課題」特定のプロセス
Step1 社会課題の抽出
GRIスタンダードやISO26000、国連グローバル・コンパクトが掲げる10原則、SDGs(持続可能な開発目標)などの国際的な基準やガイドラインを参照しながら、当社事業に関わりのある社会的課題を抽出しました。さらにこれらの課題について、環境・社会・経営の観点で分類しました。
Step2 重要度評価と優先順位の検討
抽出した社会課題を、「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社事業にとっての重要度」の2軸で重要度評価を行い、優先順位付けを行いました。
Step3 関係者による協議
挙げられたそれぞれの課題について関連する各事業部所長が議論を重ね、さらに有識者にご意見を伺いました。
Step4 役員インタビューの実施
これら社会課題が当社の中長期の経営戦略にどのような影響を及ぼすかを勘案し、優先的に取り組むべき課題について役員へのヒアリングを行いました。
Step5 重要課題の決定
取り組むべき重点課題について、2022年2月に開催されたサステナビリティ委員会を経て、当社取締役会にて承認されました。