スターゼンの事業
生産者からお客様まで、すべてにかかわるトータルサプライチェーンを構築。
高品質で安全な食肉や加工食品を、安定的に供給できる体制を確立しています。
スターゼンの主要商品のサプライチェーン概略図
生産・肥育
国内生産・肥育
家畜の主要産地においてグループ農場を運営しています。農場ごとに徹底した衛生管理のもとで牛・豚の生産肥育を行い、安定供給を支えています。また、牛・豚の農場を持つ強みを活かし、マーケットニーズに合わせた付加価値の高い銘柄牛・豚を生産してます。
さらに、粗飼料の輸入不安定化や価格高騰といった課題に対応するため、牧草地事業にも取り組んでいます。国産粗飼料の生産能力を拡大することで、安定的な確保とコスト削減を目指しています。
また近年、深刻化している和牛をはじめとした国産牛の飼養戸数の減少を受け、生産基盤の強化に寄与すべく、酪農家との協業による受精卵和牛産子の導入頭数を拡大することで、業界全体の課題解決にも貢献しています。

海外生産・肥育

豪州のフィードロット(肥育農場)を子会社化し、中国・東南アジア向けに豪州Wagyuの生産肥育に取り組んでいます。東京ドーム約1,500個分の広大で自然豊かな土地で、ストレスのかからない肥育にこだわり、良質かつ安定した肉質になるよう大切に育てています。
肥育から食肉加工までの各段階の工程を当社社員が責任を持って管理するとともに、資本業務提携先の和牛生産者の知見やノウハウを活用することで、当社独自の高品質な豪州Wagyuを安定的に供給していきます。
調達
国内調達
グループ農場に加え、北海道・東北・九州を中心とした全国の協力農場と強固なパートナーシップを結び、国産⽜・豚の安定的な調達基盤を築いています。生産者との枝肉研修会や担当者会議、農場訪問などを定期的に行い、畜産農家との信頼関係の構築にも継続的に取り組んでいます。また、広く集荷網を持つことで、疾病や自然災害などの有事の際にも安定供給を維持できる体制を整えています。
国産鶏⾁については、提携企業や協力企業から調達しています。加工品の商品開発なども共同で行い、協力関係を活かした取り組みを行っています。

海外調達(輸入)

当社は1955年に豪州から牛肉の輸入を開始して以来、米国、カナダ、EU、ブラジル、タイなどの現地パッカーと長期的な協力関係を築き、良質な牛肉・豚肉・鶏肉の安定調達に取り組んでいます。
牛肉・豚肉は小売・外食・加工メーカー向けを中心に、幅広い調達網を活かして世界各国から多様な部位を輸入しています。パッカーと連携したオリジナルブランド開発にも力を入れており、長期穀物肥育牛や、飼料・品種にこだわったブランド豚も取り扱っています。
鶏肉は加工メーカーや外食、業務用卸、小売向けを中心に、主にブラジル・タイ・米国から輸入しています。
さらに、経済連携協定による関税低減を背景に、海外産の一次加工品(スライス品)や二次加工品(加熱品)の輸入にも注力。各国パッカーと日本市場に適した商品開発を進めるとともに、安全・安心を重視し、加工工場の品質管理も行っています。
食肉処理・加工
北海道、東北、関東、九州に、と畜場を併設した⾃社⼯場を7ヵ所有しています。と畜場併設⼯場の強みは外気に触れることなく⾷⾁の処理‧加⼯ができるということ。⾼品質で鮮度の⾼い商品を送り出すための体制づくりを何よりも⼤事にしています。7ヵ所すべての⼯場において、⾷品の安全性と品質を確保するための国際認証規格「SQF」を取得。
安全・安⼼で⾼品質な⽜⾁、豚⾁、副⽣物、副産物の処理‧加⼯を⾏っています。⾃社⼯場というメリットを活かし、お客様の要望に応じたスペックでの加工などきめ細やかな対応も⾏っています。人手不足への取り組みとして業界に先駆け、自動除骨ロボットを導入するなど機械化・自動化を推進しています。また、各⼯場とも厚⽣労働省から輸出施設の認定を受け、輸出基準が厳しい⽶国や欧州をはじめとし、現在51の国と地域への輸出が可能となっています。


北海道、東北、関東、九州に、と畜場を併設した⾃社⼯場を7ヵ所有しています。と畜場併設⼯場の強みは外気に触れることなく⾷⾁の処理‧加⼯ができるということ。⾼品質で鮮度の⾼い商品を送り出すための体制づくりを何よりも⼤事にしています。7ヵ所すべての⼯場において、⾷品の安全性と品質を確保するための国際認証規格「SQF」を取得。
安全・安⼼で⾼品質な⽜⾁、豚⾁、副⽣物、副産物の処理‧加⼯を⾏っています。⾃社⼯場というメリットを活かし、お客様の要望に応じたスペックでの加工などきめ細やかな対応も⾏っています。人手不足への取り組みとして業界に先駆け、自動除骨ロボットを導入するなど機械化・自動化を推進しています。また、各⼯場とも厚⽣労働省から輸出施設の認定を受け、輸出基準が厳しい⽶国や欧州をはじめとし、現在51の国と地域への輸出が可能となっています。
豚もも部位自動除骨ロボット ハムダス-RX
食肉加工品製造

⾃社で調達した原料を使⽤して、主にハム‧ソーセージ‧ベーコン、ローストビーフ‧ローストポーク、ハンバーグなど⾷⾁加⼯品の製造を行っています。⾃社ブランドだけでなく、お客様が要望する規格での受注製造にも対応。⼤⼿ハンバーガーチェーンのビーフパティや⼤⼿ファミリーレストランのハンバーグやローストビーフなど、広く世の中に親しまれているメニューにも数多く採⽤いただいています。
また、昨今の⼈⼿不⾜問題を受け、全国各地にプロセスセンターを設置。⾷⾁のスライス品からローストビーフサラダといった惣菜品のアウトパック商品の製造を⾏い、⼤⼿量販店やスーパーなど⼩売業態向けにバックヤードの業務負荷削減や、賞味期限の延長による廃棄ロス削減に貢献しています。
販売
国内販売
北海道から九州まで、日本全国に約50ヵ所の営業拠点を持ち、街のお肉屋さんから大手量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、外食、食品メーカーなど様々な業態のお客様に商品を販売しています。
自社のトラックで直接商品をお届けする「フェイス・トゥ・フェイス」の営業を強みとし、お客様のニーズやマーケットの動きをいち早くキャッチしています。
常にお客様に寄り添うことをモットーに、「スターゼンと取引をしてよかった。ありがとう。」といわれるよう、部門を横断した「チームスターゼン」でお客様の課題解決に取り組んでいます。


北海道から九州まで、日本全国に約50ヵ所の営業拠点を持ち、街のお肉屋さんから大手量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、外食、食品メーカーなど様々な業態のお客様に商品を販売しています。
自社のトラックで直接商品をお届けする「フェイス・トゥ・フェイス」の営業を強みとし、お客様のニーズやマーケットの動きをいち早くキャッチしています。
常にお客様に寄り添うことをモットーに、「スターゼンと取引をしてよかった。ありがとう。」といわれるよう、部門を横断した「チームスターゼン」でお客様の課題解決に取り組んでいます。
海外販売

2009年9月に対マカオ輸出食肉認定施設として阿久根工場が認可を受け、和牛の輸出を本格化。現在は、台湾、香港、米国、欧州、シンガポール、タイ、カナダなど51の国と地域に和牛をはじめとした国産食肉の輸出が可能です。
輸出事業拡大の取り組みとして、輸出エリアごとに現地食肉企業との連携を進め、外食や小売など様々な業態に向けて、ロースやヒレなどの高級部位からカタ・モモに至るまで、幅広い商品を提供しています。
さらに、お客様が使いやすいようスペック対応やスライス加工、スキンパックなどの多様な商品化を行うことで、日本産食肉の海外市場への浸透を図っています。
また、加工食品の輸出にも注力しており、ハンバーグやローストビーフ、ソーセージを小売や外食向けに販売しています。
海外での外国産“Wagyu”人気に伴う需要拡大に対応するため、当社独自の高品質な豪州Wagyuオリジナルブランド「御櫻牛」・「八桜牛」の販売を強化しています。豪州から中国や香港、東南アジアを中心に輸出し、小売、商社、卸売業者、加工業者などへ展開しています。
また、当社の調達・供給力を活かし、豪州・米国・カナダ・ブラジルなどの世界各国の牛肉・豚肉・内臓肉を、世界の消費地へ供給する三国間貿易も積極的に展開しています。


海外での外国産“Wagyu”人気に伴う需要拡大に対応するため、当社独自の高品質な豪州Wagyuオリジナルブランド「御櫻牛」・「八桜牛」の販売を強化しています。豪州から中国や香港、東南アジアを中心に輸出し、小売、商社、卸売業者、加工業者などへ展開しています。
また、当社の調達・供給力を活かし、豪州・米国・カナダ・ブラジルなどの世界各国の牛肉・豚肉・内臓肉を、世界の消費地へ供給する三国間貿易も積極的に展開しています。

スターゼンが有する6か所の海外営業拠点や、提携企業を通じて、日本産和牛や豪州産Wagyuなどの食肉や食肉加工品を各地で販売しています。当社が持つ和牛の知見やカット技術などを活かし、部門を横断した「チームスターゼン」で現地のお客様の視点に立った価値提案を行うことで、信頼関係を構築しています。
また、東南アジアではEC販売や日系デパート内で食肉販売の店舗運営も行っており、消費者からニーズを吸い上げ、販売拡大に取り組んでいます。
さらに、当社の国内外からの原料調達基盤と、現地パートナー企業との連携により、日本企業の海外進出をサポートしています。
品質管理

スターゼングループでは、お客様に安⼼してお召し上がり頂ける商品をお届けするため、SQF(Safe Quality Food:⾷品の「安全性」と「品質」を確保するための国際認証規格)の認証取得を推進しており、50ヵ所以上の事業所が取得しています。
加⼯‧製造、流通、販売に⾄る各事業部所において、SQFに則った安全‧品質管理を実践しています。また、SQFの考え⽅を安全‧安⼼の指標とし、日々の清掃活動、表⽰や包材、薬剤の管理、従業員への教育等の継続的改善にも取り組んでいます。